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遺伝子治療の流れ

先端医療として登場した遺伝子治療。まだまだ認知度は低く、治療に関する情報も少ないのが現状です。こちらでは、遺伝子治療研究会が紹介している遺伝子治療の大まかな流れや受診時に気を付けておきたいポイントをまとめました。

遺伝子治療の流れ

がんと診断されて次のステップとして遺伝子治療を考える方は、ごくまれです。現状はがんの三大治療である外科的治療・抗がん剤治療・放射線治療などを経て、主治医から「もう治療法がない」と言われたり、現在の治療法では先が見えずに「ほかに治療法がないか」と探したりすることで遺伝子治療と出会うケースが多いでしょう。

遺伝子治療と出会い、どんな流れで治療されるのか詳しく見ていきましょう。

1.治療を行っている医療機関の情報を集める

がん治療を進める中で知り合った方から遺伝子治療の存在を教えてもらい、実施している医療機関を紹介してもらうか、遺伝子治療に理解のある医師から紹介してもらえることがあります。

または、遺伝子治療研究会の公式HPといったインターネット上の情報が必要になるでしょう。

2.初診相談(カウンセリング)

遺伝子治療の実施機関が見つかったら、次は「遺伝子治療が適しているのかどうか」を知るステップに移ります。

実施機関に初診予約を入れ、医師に今行っている治療状況を共有してください。医師が患者の希望に沿って症状や現在の治療内容を鑑みて、遺伝子治療が適しているかどうかを判断してくれます。

この時、大まかに治療計画も立ててくれるはずです。

3.具体的な治療計画の提示と同意書へのサイン

医師の判断のもとで治療内容や治療期間、かかる費用などの具体的な計画が作成されます。

治療計画に納得できれば、同意書にサインをして、治療がスタートします。

4.治療スタート

治療計画に基づいて、本格的に遺伝子治療が始まります。

基本的には1クール6回(1~2ヶ月)です。患者の容態を見ながら治療が進められます。

ただ、遠方に住んでいて何度も足を運ぶのが難しいといった場合は短期集中的に治療することもあります。

5.治療後の効果を評価する

1クールの治療が終わった後、画像検査や血液検査などを踏まえて遺伝子治療の効果を評価します。

腫瘍の拡大を抑制できた・縮んだなど、一定の効果が見られれば患者と相談のうえ、2クール目に進みます。

治療する前より腫瘍大きくなっている・腫瘍マーカーが上がり続けている場合は、治療の効果がないとして治療を中止して他の治療法を探ることも。

遺伝子治療は自由診療で経済的負担が大きくなるため、いずれにせよ患者との相談のうえで治療の続行・中止が判断されます。無意味に長々と治療を続けられることはありません。

遺伝子治療を受ける前に知っておきたいこと

主治医とも良好な関係性を保つ

遺伝子治療を受ける際、患者の受けたいという意思が固くてもまずは患者の容態を知る必要があります。

速やかに治療を始めるには、これまでの治療に関するデータが必要なのです。

画像診断や血液検査の結果などを主治医から提供してもらえれば、実施機関もスムーズに治療ができます。また、万が一、遺伝子治療がうまくいかなかった場合は改めて主治医の協力が必要になります。そういったケースまで想定して、遺伝子治療に進められるのがベストです。

カウンセリング時には医師との相性も確認する

遺伝子治療の実施機関は多いとは言えませんが、実施している医療機関は1ヵ所ではありません。

この先長くお付き合いをしていく可能性があるため、医師との相性も必ずチェックしておいてください。

「治療さえ受けられれば」と我慢するのは良くありません。気持ちよく治療を受けられる実施機関を見つけてください。

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